ムダ毛脱色のメリット・デメリット

肌を脱色する女性

こまめに処理しても生えてくるムダ毛。面倒なときは脱色するという方法があるのをご存知でしょうか。
毛の質や太さによって向き・不向きがある方法ですが、ムダ毛処理の手間を減らす効果は期待できるといわれています。
今回は脱色をするメリット・デメリットを中心に、やり方や注意点についてもご紹介します。

ムダ毛を脱色する仕組み

脱毛クリームを塗って指定時間放置するだけ

ムダ毛を脱色する方法は簡単で、専用のクリームを処理したい部位に塗り、指定時間放置するだけというものです。
クリームには毛の黒い色素(メラニン)を分解する成分が入っているため、処理後は金髪のような色になり、目立たなくなります。ムダ毛自体を処理するのではなく、あくまで見た目に分からない程度にする処理方法というイメージです。

ムダ毛を脱色!メリットは3つ

最後はムダ毛を剃ればOK!気軽に試しやすい

脱色は専用のクリームを塗るだけでできるので、自宅で気軽に試すことができます。
クリームさえ塗れれば、背中のように広範囲のムダ毛も短時間で一気に処理することも可能です。
もし失敗した場合や、イマイチ効果が感じられなかったときも、シェービングしてムダ毛をなくせば大丈夫です。
ムダ毛処理にあまりお金をかけられないという人も、「ちょっとやってみようかな」と思ったときに軽い気持ちで試せる方法です。

脱色用クリームは大体1,000円前後

脱色に使うクリームは、ドラッグストアやネット通販などで手軽に手に入ります。種類も豊富で、お値段も大体700~1,500円と比較的リーズナブルなことが多いです。
脱色用クリームの種類は1回で使い切るタイプと、数回分の容量のものとがあります。定期的に脱色するなら何度か使えるほうがお得ですが、背中など広範囲を一気に脱色するなら使い切りのほうがいい場合もあります。自分の用途に合わせて選びましょう。

ムダ毛処理の頻度を減らせるかも

脱色をすると、処理をした部分のムダ毛は元の色に戻ることがなく、ある程度効果の持続が期待できます。
効果の感じられる期間は人によりますが、約1週間程度といわれています。ただ、すぐに次の処理が必要になるわけというでもないようで、大体2週間~1ヵ月に1回脱色をする、という人が多いです。

脱色で見た目スッキリ!脱毛までのつなぎにも

脱色はムダ毛を剃ったり抜いたりするわけではないですが、色を抜くだけで見た目の印象は変わります。
クリームを塗るだけなので、カミソリを使ったときのようにムダ毛が伸びてきてチクチクすることもなく、後々色素沈着するリスクも低いといわれています。
脱色したあとはスッキリした見た目になるので、脱毛をすぐ始められないときの応急処置になりそうです。

ムダ毛の脱色はデメリットもある

脱色効果を感じやすいのは「細く薄いムダ毛」

脱色は手軽にできる反面、処理をする部位の毛質によって向き・不向きがあります。
背中をはじめ腕や足など比較的細いムダ毛や、元々毛が薄い部分は効果を感じやすいといわれていますが、ワキやVIOラインのような毛が太く濃い部分は、大きな効果を感じにくいようです。一番気になることが多い部位で効果が薄いかもしれないのは難点です。

ムダ毛の手触りが気になる人も・・・

仮に脱色をしてもムダ毛がそのままある以上、近くで見ると気になる人もいます。遠目には気にならなくても、ストッキングを履くと目立つように感じることもあるようです。キレイになったように感じても手触りはそのままというのも落ち着かない、と感じるかもしれません。

ムダ毛の量が多い人は光って見えることも

元々生えているムダ毛が太めで濃いという人は、脱色をすると色は抜けても光の当たり具合でキラキラ反射することがあります。見ようによってはかえって目立つと感じることもあるのだとか。
ムダ毛の質が細くて、元々の量が少ない人は目立たなくなることが多いですが、ムダ毛が多い人は注意したほうがよさそうです。

時間が経つとムダ毛がプリン状態になる

脱色したムダ毛は、処理をする時点で生えている部分の脱色はできますが、これから生えてくる分については色を抜くことができません。新しく伸びてくるムダ毛はいつもの黒色なので、時間が経つと脱色した部分と二層に分かれた状態になります。イメージとしては、髪の毛を明るく染めたあと、数か月放置していると「プリン」になるのと同じような状態になります。

脱色も肌トラブルのリスクはゼロではない

脱色に使うのはクリームなので、カミソリのように刃が肌に触れて出血や炎症を起こすといったリスクはありません。ですが、クリームは色素を抜くためにたくさんの薬品が入っています。カミソリのような摩擦は少なくても、脱色後に肌荒れや炎症などのトラブルが起こるリスクはあります。
元々敏感肌で体質的に肌が強くない人はもちろん、普段大丈夫だったとしても部位を変えたり、体調に左右されてトラブルが起こることもあります。年齢的に小さな子どもへの使用も、大人に比べ肌がデリケートなので使わないほうがいいでしょう。
どんなに肌が強い人でも、繰り返し脱色することで肌荒れを起こすこともあります。肌への負担を考えると、脱色はこまめにするというより、あくまで一時的な応急処置として使うほうがおすすめです。

脱色クリームを使ったムダ毛処理の方法

肌トラブルを起こさないためにも、脱色クリームはいくつか大切にしたいポイントがあります。

一般的なムダ毛脱色の手順

  1. 体調を確認し、肌を清潔にする
  2. パッチテストを行う
  3. 脱色クリームを混ぜる
  4. ムダ毛処理を行う部分にクリームを塗る
  5. 説明書に指定された時間放置する
  6. 水かぬるま湯で丁寧に洗い流す

ムダ毛処理の前には肌の様子を必ずチェック

脱毛クリームは薬品を含むため、肌荒れをしているときの使用は延期しましょう。肌に不調が見られなくても、体調がよくないときや生理前後、妊娠中などは肌が敏感になっていることが多いので、避けたほうが無難です。
脱色する場合は、たとえ慣れた商品でもパッチテストを必ず行ってください。パッチテストとは、使用する前に少量のクリームを二の腕や太ももの内側などに塗って、説明書にある指定の時間放置して様子を見ることです。自分では体調に問題ないと思っても、パッチテストで赤みやかゆみが出たときは使用を延期してください。様子を見るのは、放置時間が終わり洗い流したあとまで異常がないかチェックするほうがベターです。

ムダ毛処理に油分や汚れは大敵

パッチテストが問題なければ実際の処理へと進みますが、きちんと効果を出すために事前に肌を清潔にしておくことも大切です。油分や汚れの残った肌では、クリームの反応にムラが起こりやすいからです。面倒かもしれませんが、石けんやボディソープで洗ってから脱色を始めましょう。体を洗い流した後、水気をタオルでしっかり取っておくことも、効果が正しく出るようにするために大切です。

脱色に使うクリームは直前に混ぜる

ムダ毛に使用する脱色剤は、多くが2種類のクリームを混ぜて使用するタイプです。きちんと効果を出すには、色がしっかり混ざり合うまで混ぜるのがポイントです。クリームは混ぜたまま長時間放置すると効果が薄くなるので、使用する直前に混ぜましょう。
室温も低いと反応しにくくなるので、クーラーが効きすぎた部屋や暖房器具がない部屋で使うのは避けたほうが無難です。

脱色クリームはしっかり毛が隠れるように塗ること

クリームをムダ毛に塗るときは、毛が隠れるくらい厚めに塗りましょう。薄かったり、塗りもれがあると仕上がりにムラが出やすいです。塗るときは手ではなく、必ずヘラを使ってください。

放置時間が来る前に一度脱色具合の確認を

説明書に記載されている放置時間になる1~2分前に、一部ムダ毛を出して脱色具合を確認しましょう。納得する色になっていれば、多少短い放置時間でも洗い流してOKです。反対に、放置時間になったときムダ毛の色が思うとおりになっていなくても、長時間放置するのは肌によくないため避けましょう。気に入らないときは3日ほどあけてもう一度脱色するのがベターです。
洗い流すときは水かぬるま湯を使ってください。熱いお湯だと毛穴が開いてクリームの成分が入り込むことがあるからです。石けんやボディソープを使うのも刺激になりやすいのでNGです。

脱色後はいつもよりしっかり保湿を

脱色をしたら2~3日はしっかり保湿をしてください。薬剤である以上、肌は多少なりともダメージを受けているからです。もし赤みやかゆみ、炎症などが起こったら保冷剤や冷やしタオルで冷却してください。様子を見て症状がひどくなる場合は医療機関を受診しましょう。

ムダ毛脱色時の注意点

脱色を避けたほうがいいケース

ムダ毛を脱色するにあたって、脱色を避けたほうがいい場合があります。

入浴しながらの脱色はNG

クリームを使う脱色は、最後に洗い流すという工程が入ります。「どうせ洗い流すし、入浴しながらなら時短になりそう」と思いがちですが、入浴中の処理はNGです。
入浴中は肌が濡れていることや汗をかくことが多く、クリームが流れやすいからです。気づかないうちにクリームが予定のない場所へついてしまい、間違えて脱色することもあります。お風呂場は毛穴が開きやすかったり、雑菌の問題も考えられるので、使用は避けましょう。

デリケートな部位の脱色は控える

一般的に脱色に向いている部位は毛が細く薄い部分です。ですが、いくら産毛が多くても、顔は目や粘膜が近いため使用を避けてください。同じように、VIOラインやほかのデリケートな部分に使用するのも危険です。

余ったクリームで眉脱色はしないこと

ムダ毛の量や脱色する範囲によってはクリームが余ることもあります。余ったクリームを使って眉脱色をしたら一石二鳥、と思う人もいますがNGです。脱色クリームは目に入ると最悪の場合失明することもあり、危険だからです。
眉脱色をしたいときは、きちんとした技術を持った美容院や、専門のサロンでしてもらうのがベストです。

脱色クリームの種類は「女性のボディ用」

市販に売られている脱色クリームは、髪の毛に使用するものとムダ毛に使えるボディ用とがあります。購入するときは、必ずボディ用を購入しましょう。髪の毛用は用途が違うのでトラブルの原因になります。
ほかにも、脱色クリームによっては「男性用」とされていることがありますが、「女性用」を購入してください。基本的に男性用のほうが効果が高いといわれていますが、女性は男性より肌が薄いです。男性用を使うとトラブルの原因になることがあります。

オキシドールや酢を使った脱色は厳禁

一部ではオキシドール(過酸化水素水)や酢を代用して脱色ができるといわれていますが、使用はタブーです。
オキシドール(過酸化水素水)とは傷を殺菌するもので、単体だと400円程度で販売されています。脱色クリームの中にも少し入っていますが、オキシドールそのものとは濃度が違います。肌の異常が起こってからでは遅いので、あとから困らないようにするためにも代用しないようにしましょう。

一時的にしのぐならムダ毛の脱色は効果的

仕上がりが気に入らないときはムダ毛ごと脱毛がおすすめ

「ムダ毛を一時的に目立たなくしたい」という場合に脱色は有効な手段です。ただ、毛の質や量、脱色する部位によって効果の出る・出ないに差があります。体調や環境クリームの塗り方によっても仕上がりが左右されやすいです。クリームが薬剤である以上、肌トラブルのリスクも避けられません。
もし脱色したもののムダ毛の手触りがやっぱり気になる、ということであればいっそのこと脱毛するほうがおすすめです。最近はキャンペーンなどで部位によっては安価で施術が受けられます。とりあえず自然な感じに見せるという脱色の選択肢は残しつつ、脱毛やほかの方法も探ってみてはいかがでしょうか。